isw13htの海外版RUUについて
isw13htというauで2012年に発売されたスマホを入手したのですが、かなり古い機種なのでsimロック解除に必要なRUUのほとんどが404エラーで見つからなくなっていました。
今回は、なんとか台湾版のRUUが見つかったので記事にしてみます。
*改造については自己責任でお願いします
RUUとは
HTCのスマートフォンを工場出荷状態にする際に使うソフトになります。通常、スマホをリセットするというと設定の方からリセットをするのですが、リセットされるのはdata領域(電話帳やアプリのデータなど)のみになり、全てがリセットされるわけではありません。例えばOSが破損したとしたら、通常はリセットをしても直すことはできないのですが、RUUではsystem領域も出荷状態のものに書き換えるので直すことができる、と言った感じです。
simロック解除になぜRUUが役に立つかというと、海外で同じモデルが発売されている場合、海外の端末ではsimフリーであることがほとんどです。ハードウェアは全く同じという場合、ソフトウェアだけ海外の物にしてしまえばsimロックの解除ができる、という訳です。
手順
海外版のRUUを適用するためには、bootloaderのアンロック、s-off、superCID化、といったことが必要になりますが、細かな手順については他サイトに多く載っているので割愛します。古いスマホのカスタマイズだと、ファイルが見つからないことが多いので困ります。
今回使用したRUUの名称は
RUU_VALENTEC9_WX_ICS_40_hTC_Asia_TW_2.18.709.2_Radio_1.53.51.0828_NV_1.21_006_release_281126_signed.exe
になり、「source forge」と一緒に検索すれば今でもダウンロードできるサイトが出てくると思います。
exeなのでwindowsでrom.zipを取り出します。取り出し方はexeを実行した画面で放置し、windowsキー+Rでファイル名を指定して実行を開き%temp%と入れエンター、出てきたウインドウでrom.zipと入れ検索すれば取り出すことができます。
あとは端末をfastbootの状態でPCにつなぎ、
$fastboot oem rebootRUU
$fastboot flash zip rom.zip
とやれば書き込むことができます。失敗した場合は何度かflash zipのコマンドを繰り返すとできると思います。
起動
台湾のROMになるので日本語は入っておらず、英語か中国語のみになります。
docomosimの認識ができたのでsimロックの解除はできました。電波を掴むかどうかについては万が一電波法で違法となってしまうと怖いので、試していないということにさせていただきます^^;
まとめ
auの3G端末だとMVNOでは使えないので、昔は需要があったみたいですね。
何かありましたらコメントにお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。