root化とかカスタムROMとか

いろいろいじってます

各メーカーの文鎮化で気をつけること

スマホにカスタムROMをインストールする上で最も避けたいのが文鎮化です。今回は文鎮化について書いていきます。 f:id:jesuscorona:20191204094015j:plain

文鎮化とは

スマホが通常使用できなくなり、文鎮としてしか使い道がなくなることです。通常では書き換えることができない領域を書き換えると、文鎮化してしまうことがあります。今回はメーカー毎に注意すべき事柄を書いていきます。国産スマホについては情報がかなり古いと思います。

メーカー一覧

サムスン

GALAXYシリーズでは、ダウンロードモードが用意されているため、初期ROMさえあれば基本的に生き返らせることができます。リカバリーループになった際は強制終了させて、完全に電源が切れたタイミングから音量-とホームを押し続ければダウンロードモードに入ることができます。注意しないといけないのは初期ROMの確保です。
www.sammobile.com
こちらの公式サイトからダウンロードすることができますが、ダウンロード数が少ないとアーカイブされてしまい、有料会員でないとダウンロードできません。カスタムROMが無い国内のGALAXY(ISW11SCなど)で、初期ROMが無いと詰んでしまうので、確実にカスタムROMか初期ROMのどちらかがあることを確認してから改造すると良いと思います。

HTC

HTCはfastbootというブートローダーが用意されており、リカバリー領域にTWRPを書き込み、純正ROMをバックアップすれば基本的に文鎮化することはありません。しかし、完全に純正ROMに戻したい場合などはRUUというツールを使うのですが、基本的に流出したものが出回っているため見つからないかもしれません。RUUの有無から調べると後々安心です。

SONY

Xperiaは音量+でfastboot、音量-でflashmode、で起動することができます。一部のバージョンはflashtoolで書き込むftfファイルを作成できないようなのですが、あるものは簡単に見つかると思うので先に用意すると良いと思います。 bootとrecoveryが一緒の領域にあるので他のAndroidとは変わった作りになっています。 BOOTBUNDLEやPARTITIONなどを理解せずに、適当にROM焼きしているとHard Brickedという復旧困難な状態になったり、内蔵メモリの小さい容量しか読み込まなくなる事があるので注意が必要です。 ただ、そもそも国内版のZ4以降のXperiaブートローダーのアンロックが現状できないので、海外モデルが必要になります。

富士通

ARROWSになってからはカスタムROMが全くないですが、起動しないカスタムリカバリを入れてしまった際に、OSからリセットを選んでしまうと、リカバリーループになってしまうので、書き込んだ際は音量↑+電源ボタンの組み合わせでリカバリーを起動させて確認することが必要です。

シャープ

AQUOS PHONEはキーコンボでリカバリーモードに入ることができないので、Xperiaと同じようにboot.imgにリカバリーを共存させる必要があります。カスタムリカバリはまずrecovery領域に書き込み起動できることを確認してから、boot領域に書き込まないといけません。bootで失敗をすると何も起動しなくなるので即文鎮化です。

Apple

iOSは全く別物なのでおまけ程度ですが、情報量がAndroidと比べかなり多く、また様々な環境に合わせた記事があるのでそれ通りにやっていけば、余程無理なことをしない限り文鎮化することはないと思います。しかし失敗をしてiTunesで復元をするとOSが最新のものになってしまい、脱獄などできないバージョンになることがほとんどなので気をつける必要があります。

まとめ

基本的に初期ROMと復元できるブートローダーがあれば何度も復活することができます。壊してしまうとショックが大きいので、文鎮化しないようにスマホで遊べると安心です。