GALAXY S2(SC-02C)にTWRP・カスタムOSをインストール[2019年11月]
久しぶりにSC-02CにカスタムROMをインストールしようとしたのですが、思ったより苦戦したので情報を書いていきます。
TWRPとは
TWRPはカスタムリカバリで、通常のリカバリと違い端末のフルバックアップや非公式のアップデートのインストールなどを行うことができます。
TWRPの書き込み
Galaxyは多くのAndroidで使われるfastbootというブートローダではなく、ダウンロードモードという独自のモードがあり、Odinという書き込みソフトを使ってboot領域やrecovery領域に書き込んでいきます。その際.imgファイルを.tarに圧縮する必要がありLinuxや圧縮ソフトがあればできますが、.tarファイルになっているものをダウンロードするのが簡単だと思います。
ROM焼きの注意点
Galaxy S2の初期状態はAndroid2.3でアップデートすると4.0になります。2.3の状態と4.0や公開されているカスタムOSとではパーティション情報が違うので、まずアップデートが必要のようです。
TWRPのダウンロード
端末が古い分サーバーが閉鎖されていたり、.tarファイルを書き込んでも起動してくれなかったりと、意外と苦戦しました。
その中でも起動したTWRPは
AOSP-LP-Kernel+_25-08-2015_TWRP-2.8.7.0.tar
このファイル名でググると出てくると思います。
バージョンが2.8.7.0と低めですが、後ほどROMをインストールするとTWRPも新しいものに書き換えられます。
ROMのダウンロード
ROMは
DU_i9100_6.0.1_20160413-2146.v10.1-DIRTY-DEEDS.zip
こちらを使いました。
Android6.0と今となっては古いですが、LineageOS14のGALAXY S2のページが消えておりダウンロードできませんでした。また、海外モデルのi9100向けであればoreoやpieもあるのですが、SC-02Cで以前試しても起動せず、また起動したという情報もなさそうなので、とりあえず6.0をインストールすることにしました。
インストール
OdinのPDAにTWRPの.tarファイルをセットし、ホームボタン+音量↓+電源ボタン長押しでダウンロードモードに入ります。Continueを選択してパソコンと接続し、TWRPをインストールします。書き込みが終わったらTWRPが立ち上がるのでワイプして、ROMと必要であればGAPPSをインストールします。
初回起動
古いスマホにしては初回起動はそこまで長くはありませんでしたが、それでも結構時間がかかります。セットアップウィザードでGoogleアカウントを追加した後が最も長く感じました。起動した後は、普通に使用することができます。 Android6.0なので、ほとんどのアプリを使うことができます。
まとめ
古いスマホだと、ファイルを探すことが最も難しくなると思います。初期ROMも公式ページで有料会員でないとダウンロードできないようだったので、文鎮化などに対して注意が必要です。 SIMロック解除について書く予定でしたが、Playストアから削除されているようなので、どうするか考え中です。