root化とかカスタムROMとか

いろいろいじってます

スマートフォンを売る時の注意点(プライバシー編)

スマホを売る人が増えているので、売る際に気をつけるべきことをまとめます。 f:id:jesuscorona:20200206011736j:plain

売却する場所

実店舗であったり、ヤフオク、メルカリであったり、スマホの売る手段は多くあります。 傾向として、ヤフオクやメルカリなどは、手数料を考慮しても、店頭での買取よりも高い値段で買い取ってもらえます。 店頭での買取は、データの消去を責任を持って行ってくれる店がほとんどですが、ヤフオクやメルカリは直接発送するため、万が一消し忘れなどがあると購入者にデータが渡ってしまします。 今回は、そのような個人情報の流出を防ぐために注意すべき事柄を書いていきます。

SDカード

多くの人は、スマートフォンに画面ロックをかけているため、データを消し忘れて発送したとしても、端末内のデータにアクセスすることは難しくなります。 しかし、SDカードは誰でも簡単に取り外しができてしまうため、出品時は必ずSDカードが抜かれているかチェックしましょう。

SIMカード

SIMカードは、SDカードと比べて重要なデータを入れることが少ないですが、電話帳を入れることができたり、自分の電話番号が入っていますので、SIMカードも発送しないように注意が必要です。

初期化

通常であれば、設定アプリから、端末の初期化を押せば自動で全データを消してくれるようになっています。 しかし、中にはスマホの設定のみを削除、データのみを削除、といったように削除する項目ごとに分けられている機種もあります。 そのような機種で、設定のみを削除してしまった場合、初期化されたと思っても、写真や動画などのデータは全て残っている、といったことになってしまいます。 このような事を防ぐため、一度初期化をして、再度データが消えているか確認した後に、もう一度初期化をすると確実です。

初期化できない場合

暗証番号を忘れた場合など、初期化ができなくて困る方も多いと思います。 画面ロックが解除できないから中のデータも見ることができないだろう、と思って売ってしまう人もいるかもしれませんが、危険です。 スマホには、root化をして/dataを削除すれば、画面ロックを解除して中のデータを見る事ができます。 最近のスマホは容易にroot化できないようになっていますが、今はroot化ができなくても、今後発見された脆弱性によりできるようになる可能性もあります。 かなり安値になってしまいますが、そのような場合は店頭買取を利用した方が安全だと思います。

絶対に中のデータを見られたくない場合

スマホのデータは、フラッシュメモリに保存されています。 フラッシュメモリでは、ファイルの削除だけだと、簡単に復旧することができます。 削除というと消えていると思いがちですが、見えなくなっているだけで、実際はまだ残っています。 完全に復旧不可能にするためには、削除した領域に上書きをすることが必要です。 容量いっぱいになるまでファイルを書き込む必要があるのですが、簡単な方法としては最高画質で動画を撮影し続けることです。 具体的には、一度初期化した後に、動画を撮り続け、いっぱいになってからもう一度初期化します。 これを行うことで原理上データを復元することは困難になります。

まとめ

スマホには、電話帳や写真、LINEの履歴など、自分の個人情報だけでなく、他人の個人情報も入っている人が多いと思います。 売る際は、そのような情報が流出しないように注意が必要です。