HDMI端子のダミーアダプタを自作しようとした話
今回はHDMI端子のダミーディスプレイアダプタについて書いていきます。
経緯
私はMS-NH1というスティックPCを外出する際持ち歩き、スマホでリモートデスクトップするということをしています。windowsとteamviewerの組み合わせであれば問題なく使えるのですが、ubuntuの場合はHDMI端子をディスプレイに挿していないと表示がおかしくなってしまう問題がありました。 調べたところ、アナログであるVGAのダミーアダプタは簡単に作れるようなのですが、HDMIやDVIはデジタルなのでダミーアダプタを自作するのはとても難しい、ということがわかりました。 単純にダミーアダプタを買えば済む話なのですが、スティックPCとダミーアダプタの多くはオスなので、メスメスケーブルが必要になります。そこで 今回はHDMI→VGAの変換アダプタをメルカリで800円で購入しました。
使用環境
- MS-NH1
- Ubuntu18
- ad-hdmivgabk
使用法
VGAのダミーアダプタであれば、抵抗を使って簡単に自作できる、との事だったので、HDMIとVGA変換で、VGA側に抵抗を付けてあげればHDMIのダミーアダプタとして機能するのではないか、という算段で購入しました。しかし、実際に接続してみると、抵抗をつける必要もなく変換アダプタを挿しただけで画面表示がおかしくなることはありませんでした。 また、この機種はEFI Shellもディスプレイに接続していないと動かず起動しない、という問題があったのですが、このアダプタを挿すと問題なく表示するようになりました。
まとめ
動くという確証はないですが、現在でもディスプレイはVGAを備えている物が多く、使えなかったとしてもゴミにはならないと思うので、もしかするとHDMIのダミーディスプレイアダプタよりおすすめかもしれません。