root化とかカスタムROMとか

いろいろいじってます

スマホ二台でパソコンをリモートデスクトップ

今回はスマホを二台使い、一台をタッチスクリーン、もう一台をマウスとキーボードとして使用する方法を書いていきます。

経緯

スマホでパソコンをリモートコントロールしようとすることは多いと思います。リモートデスクトップアプリには様々なものがあり、特徴もそれぞれです。
私がWindowsで普段使っているのはMicrosoft純正のRDPです。Proエディションでないと使えませんが、他のエディションで使えるようにするツールもあるようです。 RDPの長所はスマートフォンでもタッチインタラクティブが使える点です。iPadであればTeamviewerでもタッチインタラクティブを使うことができますが、iPhoneでは使うことができません。 RDPはレスポンスも良く、解像度もスマホ側の比率に合わせてくれるので、とても使いやすいのですが、リモートコントロールをする上で不便だと感じるのが、マウス操作やキーボード操作する際にいちいち切り替えをする手間がかかり、またキーボード入力をする際には画面が隠れてしまう点です。

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隠れてしまう。

そこで今回は一台を通常のRDPのアプリを立ち上げ、もう一台をマウスとキーボードの入力専用として使う方法を書いていきたいと思います。

使用環境

  • Windows10 Pro(stickPCで持ち歩き用)
  • Xperia X compact
  • iPhone7

インストール

iPhoneRDCAndroidでRemote Mouseを使う方法を紹介します。 まず、iPhoneRDCをインストールし、パソコン側で接続を受け付ける設定をすれば接続することができます。

次にパソコンにRemote Mouseのサーバー、Androidにアプリをインストールします。 ここで問題なのが、RDCはTeamViewerなどの他のリモートデスクトップアプリとは違い、同一のマウスやキーボードを使うことができません。なので、Remote Mouseが起動時に立ち上がってしまうと、サーバー側に入力が適用されてしまうので、自動的に立ち上がらないようにします。 パソコン側で右下の常駐からRemote Mouseを探し、右クリックで設定を開き、設定を変更します。

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これで自動的に起動しなくなったので、iPhone側で接続した後にRemote Mouseを起動すれば、iPhoneのセッションで認識されるようになります。

マウスカーソルが表示されない問題の対処

RDCのアプリでは、タッチインタラクションモードにするとマウスカーソルが非表示になってしまうようです。 テンキーを使用したマウスキーボードの設定などを試しましたができませんでした。 そこで今回はTouch Mouse Pointerというソフトの中にあるカーソルの偽装という機能を使うことで解決しました。 設定の方から常に有効にすることができます。

使用感

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タッチ操作、マウス操作、キーボード操作を同時に行うことができ、かなり便利にリモートコントロールできるようになったと感じています。特に、スクロールがタッチインタラクティブに対応していないソフトなどもまだ多くありますので、その場合はRemote Mouseのスクロールでスムーズにできる点が気に入っています。

まとめ

電車などで座ってパソコンを開くことができない環境ではかなり役立つと思います。パソコンを手放せない人など試してみては如何でしょうか。